この春、リヤドロは素晴らしいフラワーアレンジメントで皆さまを驚かせます。花はリヤドロの象徴的かつ特徴的な存在であり、多数の作品を飾っていますが、花が絶対的主役となる作品は、この10年間発表されることがありませんでした。 どのフラワーアレンジメントもすべてが手作りです。花弁の一枚一枚を手でつなげていくため、世界にたった一つの花が生まれます。葯をいただく細いおしべ、ごく小さな葉など、すべてが手で成形され、つなげられています。 工芸的な工程であり、花弁や葉を成形する時はもちろんのこと、それらを繋げて花に適切な形を与える過程にも熟練の技が必要です。成形はペースト状のポーセリンで行われるため、特別にデリケートな作業です。 こうした作業の結果として生まれる作品の美しさは、自然そのもの以外に超えるものはないでしょう。各作品では、芍薬、アイリス、カメリアが中心になっています。これらの花の周りには他の花々や植物が添えられていますが、そこには野生の植物とともにアーティストのイマジネーションから生まれた花々も含まれています。