ソウルライダーは自然の守護者であり、危険にさらされている魂を導く存在です。このポーセリンの作品により、このキャラクターは初めて独立した彫刻となりました。ダルクの壁画における象徴的な守護者から、私たちの日常生活における具体的な存在へと移行しました。ソウルライダーは、自然が直面する危険の象徴である 「花の頭蓋骨 」の上に立ち、彼の顔と旗は、恐怖の解毒剤としての愛の代名詞であるハートの形をしています。この作品は、花の彫刻、衣服、目の膨らんだ顔、装飾の施されたくちばしなど、細部に至るまで細工が施されています。装飾には柔らかい色が選ばれ、ブルーとクリームが主体となっています。ソウルライダーは、希望と救済の象徴ともいえます。この作品でドゥルクは、ポーセリンの微細なディテールを用いて、人間と自然との関係の繊細さを浮き彫りにし、ソウルライダーを2つの世界の架け橋としています。